血糖値とは、1デシリットルの血液中に含まれるブドウ糖濃度のことを言い、
健康診断では主に空腹時の値が測定されます。
健常者の血糖値は一般的に空腹時で100mg/dL以下ですが、
糖質の摂取量が多い人や運動不足の人は、
インスリンの分泌量が低下したりインスリンの働きが悪くなる傾向があるため、
血糖値が高くなることがわかっています。
高血糖状態となっても初期段階では自覚症状がありませんが、
放置しておくと徐々に血流が悪くなると同時に血管を傷つけ、
進行するとその影響は全身に及び、
糖尿病神経障害や脳梗塞、心筋梗塞など様々な合併症を引き起こすことになります。
このため、健康診断の結果が思わしくなかったり、
再検査を勧められた場合は、出来る限り応じることが大切です。
健康診断の再検査では、空腹時の値以外に通常時の値やブドウ糖負荷試験のほか、
ヘモグロビンA1cを測定しますが、
近年は健康診断の際にもヘモグロビンA1cが測定されるようになっています。
ブドウ糖負荷試験とは、75gのブドウ糖を摂取し、2時間後の血糖値を測定するものです。
空腹時は126mg/dL以上、ブドウ糖負荷試験では200mg/dL以上で糖尿病の疑いありと診断され、
治療が必要となります。
ヘモグロビンA1cは、過去1ヶ月から2ヶ月間の糖分摂取量を見極めることができる数値です。
6.2%以下であれば正常ですが、6.5%以上の場合は
血糖コントロールが上手く行ってなかったと考えられます。
糖尿病は生活習慣病と呼ばれているように、
患わないためには普段からの予防が重要となります。
予防には、食事と運動が効果的です。
食事の際には糖質の摂取量を控え、
同時に食物繊維を摂取することで糖質の吸収を緩やかにします。
食後の運動は、糖分をエネルギーとして消費することができます。
食事や運動のほか、補助的にサプリメントを摂取するのも効果的です。
血糖コントロールサプリメントには、
成分として難消化デキストリンを含んだものがあります。
難消化デキストリンは、小腸での糖分の吸収を抑えることで、
食後の血糖値の上昇を緩やかにしています。
また、アラプラス糖ダウン(糖ダウン)は、
吸収した糖分をエネルギーとして燃焼してくれます。
アラプラス糖ダウンに含まれる「ALA」はアミノ酸の一種で、
緑黄色野菜や発酵食品に多く含まれ、エネルギーの代謝を促進します。
一般的なサプリメントは糖分の吸収を遅くするのが目的で、
最終的には糖分が吸収されますが、アラプラス糖ダウンは糖分をエネルギーとして消費し、
しかも一日わずか1カプセルの服用で済むため飲みやすいというメリットもあります。
食事や運動にサプリメントを組み合わせ、
更に健康診断の結果を気にかけるようにすることで、
高血糖の改善や糖尿病の予防を実現することができます。